現在地

會田 雄一(アイタ ユウイチ; Aita, Yuichi)

所属
医学医療系
職名
助教
論文
  • 臨床検査技師を目指す学生が参加する症例検討会をモデルにした専門職連携教育
    會田 雄一; 関本 道治; 磯辺 智範; 二宮 治彦
    臨床検査学教育/10(1)/pp.9-13, 2018-03
  • 臨床検査学教育に客観的臨床能力試験を導入するための筑波大学における取組み
    會田 雄一; 山内 一由; 上妻 行則; 二宮 治彦
    臨床検査学教育/9(2)/pp.188-193, 2017-09
会議発表等
  • 臨地実習後の項目別自己評価:OSLE客観評価との関連性の検討
    服部 圭一朗; 會田 雄一; 真家 紘一郎; 山内 一由; 森川 一也...
    第13回日本臨床検査学教育学会学術大会/2018-08-17--2018-08-19
  • 履修証明プログラム「多職種連携メディカルスタッフ教育プログラム」の普及とコンテンツ更新に関する課題
    會田 雄一; 服部 圭一朗; 真家 紘一郎; 関本 道治; 山内 一由...
    第11回日本保健医療福祉連携教育学会学術集会/2018-08-11--2018-08-11
  • 大学と病院をつなぐ多職種連携医療専門職養成プログラムの成果
    會田 雄一; 山内 一由; 関本 道治; 真家 紘一郎; 二宮 治彦
    第67回日本医学検査学会/2018-05-12--2018-05-13
  • 症例検討会をモデルにした専門職連携教育に用いるデジタル教材の開発
    會田 雄一; 関本 道治; 奥野 裕佳子; 冨田 和秀; 五反田 留見...
    第12回日本臨床検査学教育学会学術大会/2017-08-23--2017-08-25
  • 筑波大学における臨地実習前OSCEのブラッシュアップに向けた取組
    會田 雄一; 山内 一由; 森川 一也; 上妻 行則; 上杉 憲子; 中...
    第12回日本臨床検査学教育学会学術大会/2017-08-23--2017-08-25
  • 医療専門職として働く社会人を対象とした多職種連携のための履修証明プログラムの開発
    會田 雄一; 山内 一由; 関本 道治; 二宮 治彦
    第66回日本医学検査学会/2017-06-17--2017-06-18
  • 多職種連携によるメディカルスタッフの卒後教育を目指した履修証明プログラムの開発
    會田 雄一; 山内 一由; 関本 道治; 二宮 治彦
    第65回日本医学検査学会/2016-09-03--2016-09-04
  • 筑波大学における臨地実習前OSCEの開発に向けた取組
    會田 雄一; 山内 一由; 上妻 行則; 渋谷 和子; 上杉 憲子; 中...
    第11回日本臨床検査学教育学会学術大会/2016-08-31--2016-09-02
  • 筑波大学における臨地実習前OSCEの試行
    會田 雄一; 山内 一由; 森川 一也; 上妻 行則; 小池 朗; 関本...
    第10回日本臨床検査学教育学会学術大会/2015-08-19--2015-08-21
メッセージ
『医療科学類+フロンティア医科学専攻』 1. 学部・修士一貫教育 日本の学校教育では高等学校と大学の間に「境目」があり、「境目」の手前である中等教育においては中高一貫校や中等教育学校といった6年間の教育システムが広く普及している。一方、「境目」の先にある高等教育においても、近年、大学の学部と大学院の修士課程が強く結びついて6年間の一貫教育が行われ始めている。 2. 医療専門職の養成―過去・現在― 戦後しばらくの間、医学を学べるのは医学部医学科に限られていた。医学部を卒業した人の中には、臨床医学(病院において診療に従事する)に進むのではなく、基礎医学(解剖学、生理学、生化学、病理学、微生物学、免疫学など)の研究に従事する人も多かった。こうした中、1979年に筑波大学と大阪大学に「医科学研究科」という大学院修士課程が設置され、医学を学ぶ機会が広げられた。すなわち理学部、工学部、農学部などでそれぞれの分野を修めた人が、さらに医学を学び、研究を行うために医科学研究科に進学した。医学と工学、あるいは医学と農学など、学部の壁を越えた新しい研究分野が発展する礎となった医科学研究科は、まさに筑波大学の強みである。 時代が平成に入ると、医師、歯科医師、薬剤師以外の医療専門職も大学での教育にシフトしていった。具体的には、医学科に加えて保健学科が医学部の中に設置され、一部の大学には保健学の大学院も設置された。2002年には筑波大学にも医学専門学群看護・医療科学類(現在の医療科学類)が設置されたが、その後、他の大学に見られるような臨床検査学の大学院は設置されなかった。これは筑波大学の弱み?だろうか。 3. 医療科学類+フロンティア医科学専攻 これからの医療を支えるために筑波大学がどのような人材を養成すべきかを考えたとき、筑波大学に臨床検査学の大学院が設置されていないのは、むしろ強みとなりうる。医療科学類の卒業生の多くがフロンティア医科学専攻(医科学研究科が改組されて誕生した)に進学していくシステムは、将来を見据えた教育システムであると考えることができるからだ。筑波大学が医療科学類とフロンティア医科学専攻の6年間で教育するスキルのひとつに「研究スキル」がある。つまり、先人が発表した論文を読み、自ら実験を行い、結果を見極め、そして論文を執筆して世の中に提案するスキルである。 「研究スキル」を身につけるための環境として、筑波大学では学生が所属する教育組織と、教員が所属する研究組織が別々に存在している。大学によっては、学生と教員がともに学部・学科(あるいは大学院の研究科・専攻)に所属しているため、医学科は医学科、保健学科は保健学科といった学科の壁が存在するかもしれない。これに対し筑波大学では、医学類、看護学類、医療科学類を担当する教員がひとつの研究組織(医学医療系)に所属しており、同じ先生が医学類と医療科学類の授業を行っている。これにより医療科学類の卒業研究では、臨床検査学だけでなく、基礎医学や臨床医学のテーマも選択することができる。新構想大学として誕生した筑波大学は、学部間あるいは学科間の壁、つまり縦割りを排除して、医科学研究科を設置したり、医学類と医療科学類の垣根を低くしたりすることを成し遂げた。この結果、薬学部の薬学科と薬科学科のように、医師免許取得を目指す医学類と、研究スキルを研く医療科学類・フロンティア医科学専攻の2コースが並存する体制になった。 4. 研究スキルをどう活かすか 医療科学類・フロンティア医科学専攻の6年間は、医科学を修める課程と捉えることができる(臨床検査学(4年)+医科学(2年)と考えるよりも、基本となる6年一貫の「研究スキル研鑽」コースに、オプションとしてOSLE・臨床実習・国家試験が課される「臨床検査技師免許取得」プランを追加することができると考えてはどうだろうか)。そして、身につけた研究スキルを活かす場として、①企業の研究職・開発職として医療を支える、②研究スキルと臨床検査技師免許で医療を支える、さらに博士課程に進むと、③医科学を修めた研究者として研究に従事することが想定される。これら以外にも医療を支えるために必要な役割はあると思われるので、型にはまらずに自ら分野を開拓してほしい。 ①では医薬品、食品、化粧品、そして診断薬を開発する企業がこれまでのフロンティア医科学専攻修了生の実績である。例えば製薬企業では薬学部出身者を思い浮かべるが、企業の方によると、今は薬学だけでなく、理学や工学の出身者も携わっており、「知の集積」がなければ薬は創れないらしい。医療科学類で学ぶ基礎医学、臨床医学、そして臨床検査学の知識と、研究スキルを合わせ持てば貢献できる余地はあると思われる。②では10年後、20年後、そして30年後の医療を支える人材を目指してほしい。例えば間葉系幹細胞、ES細胞、あるいはiPS細胞が応用されて「再生医療」が本格的に行われるようになると、現在は行われていない新たな臨床検査が病院で必要になる可能性があり、研究スキルが大いに活かせると思われる。また遺伝子・ゲノムを対象とする臨床検査は今後ますます広がっていくと考えられ、実験で培ったスキルが直接役に立つかもしれない。そして研究スキルを身につけた臨床検査技師の方々には、ぜひ臨床と研究に取り組んでいる研究医(physician-scientist)のパートナーとなり、研究所や大学での研究成果を患者さんに届けるような役割を果たしてほしい。③の博士課程進学については6年間をかけてじっくり考えてほしい。将来、研究所や大学に進みたいと考える場合には必須であり、また企業に進む場合にもアドバンテージになりうる。 研究職にすすんだ卒業生の話を聞く会 2016年5月25日 資料

(最終更新日: 2018-08-20)